ソフトウェアのデモンストレーション
デモのためにSBUMLのようなシステムを利用するメリットは、そのソフトウエアのインストールの仕方を教える手間が省ける事である。これは特に、複雑なインストールの手続きが必要なデモに適している。インストールが終わった後でさえ、デモによっては、直感的でない手作業の初期設定を行う必要がある。SBUMLは、完全なLinuxの実行時間状態を保存しているので、様々な、異なるプログラミング言語で書かれたソフトウエアのデモを簡単に配布する事ができる。 再帰的UML大抵の他のバーチャルマシンと違うUser Mode Linuxの興味深い特質は、UML自身の中で再帰的にUMLを走らせる事が出来る点である。こういったもののデモは、セットアップするのに少々手間が掛かる。何故なら、内部のUMLは少々異なった形でコンパイルしなければならず、ブート可能なファイルシステムは、最初のUMLの内部に配置しなければならないからである。以下は、設定の手間を掛けずに再帰的なUMLを簡単に試せる3つのスナップショットになる。 セットアップ(7MB 差分) : 2つのシェルが2つのUMLを再帰的に実行する。 ログイン (2MB セットアップからの差分) : 2つの再帰的UMLがブートして、ログインプロンプトが出現。 NetCat (0.7MB ログインからの差分) : NetCat (nc) が2つの再帰的UML上で走っており、一方の標準入力を、もう一方の標準出力に送る。 |