ディレクトリ構成


通常のディレクトリ構成では, SBUMLがホストOSに対して行う変更はsbumldemo ディレクトリ内にのみ限られます. したがって, SBUMLのインストール及びアンインストールは通常のLinuxコマンドにより, 簡単にできます.

SBUMLでは, 仮想マシンもスナップショットも共に, ディレクトリとして表現されます. そしてデフォルトでは, sbumldemoディレクトリ中に保存されます. 混乱を避けるために, 仮想マシン用とスナップショット用とで, ディレクトリを分けています. デフォルトでのSBUMLのディレクトリ構成は下記のようになっています.

sbumldemo/
sbumldemo/kernel/ - バイナリ (SBUMLのためのUMLカーネルの拡張)
sbumldemo/scripts/ - SBUMLコマンドを実装する高レベルスクリプト
sbumldemo/support-bin/ - 支援バイナリ (既にホストOS上にある時は, 無視される)
sbumldemo/bases/ - Linuxディストリビューションの基本的なディスクイメージ
sbumldemo/machines/ - 仮想マシンディレクトリのデフォルトでの置き場所
sbumldemo/snapshots/ - スナップショットディレクトリのデフォルトでの置き場所

したがって, sbumlboot mymachineというコマンドを実行すると, マシンの実行状態はsbumldemo/machines/mymachineに置かれることになります. あるいはsbumlsave mymachine new-snapshotというコマンドを実行すると, スナップショットの情報はsbumldemo/snapshots/new-snapshot-(ユニークな識別子)に置かれることになります.